郷土「アイヌ文化に親しむ日」参加 (2020/11/11)
郷土部が、11/3に旭川市博物館で開催された「アイヌ文化に親しむ日」に参加し、上川アイヌの研究成果の発表と活動展示を行いました。当内容は、高文連全道大会で発表予定でしたが開催が中止、今回の発表は、生徒にとって活動を報告する良い機会となりました。
4つの研究テーマを発表しました。
1) 上川アイヌの生活と植物 ~シナノキの樹皮利用~
2) 上川アイヌの生活と植物 ~サビタの樹皮利用~
3) 近文アイヌ墓地とイアレ=先祖供養
4) アイヌ民族の信仰観 ~ケエ ホムス「魔神祓い」の呪術的行進~
郷土部もコロナ禍の影響で、毎年参加したアイヌ民族の伝統儀式やイベントが自粛され、9月に行われた新しい鮭カムイチェプ(神魚)を迎える儀式「カムイチェプノミ」の参加のみとなっています。
うれしい話としては、2018年に調香家でもある石田慶嗣理事長(慶誠寺住職)が郷土部に提案し製作されたオリジナルの塗るお香(塗香)「くろゆり香」の販売が、今年7月からウポポイの中にある国立アイヌ民族博物館ミュージアムショップで開始されたことです。同お香は、上川アイヌの文化が日本遺産に認定された時に、何か記念になるものを作れないかと製作されたもので、ウポポイの他、慶誠寺・川村カ子トアイヌ記念館・龍谷ミュージアムで取扱いをしています。
写真は、樹木(サビタ)の採集と発表の様子です。